野生のマゾの生態図鑑

同人誌の感想

1. YMD

   2024年8月13日

   ボリュームある

   主人公がサドで、後輩の女の子にマゾな一面を気づかせながら、激しいエッチに持ち込む展開がとてもエロかった。サドとマゾのダイナミクスが絶妙で、引き込まれるストーリーだった。

2. 河野助三郎

   2023年4月14日

   ヌけることは間違いないが

   本作のヒロイン、愛雫ちゃんは最初普通だと思っていたけど、主人公の影響でだんだんと彼女のマゾの才能が開花していくのかなと思ってた。でも、実際は主人公が愛雫を通じて忘れかけていたSの心を取り戻すという話になってる。深いことを考えずに楽しみたい人には、最初の部分がちょっと長く感じるかもしれないね。それと、スマホで見ると少し見づらいところがあるかも。

3. カワガラス

   2023年4月10日

   企画は結構好き

   本作は、あらすじそのまますぎて逆に肩透かしを食らった印象です。

   主人公は「マゾ牝達の神」と言われる存在で、だからこそヒロインの「マゾあるある」な仕草に気づくのでしょう。読んでいると、ヒロインが「分かる人にだけ分かるサイン」を出して、自分に尽くす「ご主人様」を見繕いながら「手を出させる」ように仕向けている感じがします。

   主人公が積極的にヒロインを手籠めにするというより、ヒロインに調教されているような印象を受けます。ノーマルな女性と結婚してSMから離れたにもかかわらず、その生活に疲れていたのではないでしょうか。それが(無自覚のうちに)「SMのMはマスターのM」としてヒロインに見初められ、元の木阿弥になってしまう様子には、ご愁傷様な気持ちが漂いました。

   漫画の構成としては、「マゾあるある」なショートエピソードがたくさん描かれていて、エロ描写は短めです。中盤で肉体関係を結び、「ドマゾ女の調教生活が始まる！」という展開になりますが、いわゆる「エロ漫画」やAVで定番の「これがラスボス戦。みんなここで抜いてね」というシーンが弱めで、全体的にショートエピソードが多い印象です。特にあらすじのラストも「始まる！」で終わってしまう感じ。

   何というか、ザ・エロ漫画というより、エロ雑誌の中盤にありそうなストーリー仕立ての記事という趣きです。もっと濃厚なエピソードや、ノーマルだと思っているヒロインが「ご主人様に出会って本当の自分に気づく」心の推移を掘り下げた多くの「ヌキ」シーンがあればと思いましたが、逆に「エロ本だけでオカズにできた」頃を思い出させてくれて、これはこれで結構好きです。