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同人誌の内容










同人誌の説明
そういえば昔、奈緒子が三歳くらいの頃だったか。俺が二階から降りたら、リビングから奈緒子の声がしたんだ。楽しそうな感じだったから、友達でも来て遊んでるんだと思った。で、リビングの扉を開けたら、テーブルの上にはオモチャのまな板、包丁、お菓子…ままごとでもしていたんだろうってのは、まぁ一目でわかった。わかったんだが…奈緒子しか居ないんだ。最初は一人で遊んでるんだと思った。でも、何か妙だった。「はーいホットケーキできたよー!ナイフとー、フォークで食べてねー。あっ!だめだよー手で掴んじゃ!ママに怒られちゃうよ!え?はちみつ?…あっごめん忘れてた!はいはちみつっ!かけた!おいしい?えーもっと食べたい?なおこも食べたいのになー!ーーーちゃん、食いしんぼってねー太っちゃうんだよ?」……何ていうかこう…わかるだろう?一人遊びの時と、誰かと遊んでる時の違い。明らかに会話してる時の間というか…目線とか…。でも、テーブルにいるのは奈緒子だけ。向かいには誰も居なかった。訊いてみたんだ。「奈緒子…何してるんだ?」「あっパパ!今ね、ーーーちゃんとねぇ、お料理ごっこしてたの!」「ーーーちゃん?」 「………ねーパパ!ひどい!何で何も言わないの!?」 「え…?何が?」 「ーーーちゃんが『こんにちは』って言ってるよ!?パパもこんにちはしてっ!」 「あ…あぁ…こんにちは……ーーーちゃん」背筋が冷たくなって、俺はリビングから出たんだが…あれは本当に…誰か居たのか…?
イマジナリーフレンドという概念を知ったのは、それから数年経った後。
自分にしか見えない「誰か」。それは友達だったり、架空の生物だったり、人によって様々らしい。父の話から察するに、私の場合は同い年くらいのこどもだったのだろう。
父からその話を聴いた時は、怪談の類いだと思い、肩がすくんだ記憶がある。父が普段冗談を言うタイプでは無かった事も、恐怖を助長したのだろう。
でも、オカルトの類いというのは、蓋を開けてみれば既に科学的に説明がついている事も多いらしい。金縛りは脳が起きているのに体が眠っている状態。ラップ音は家鳴りだし、心霊写真は脳のバグ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花という言葉の通り、理屈がわかってしまえばどうという事はない。理屈がわかっているのなら、「納得」が出来るから。
それなら、目の前の光景にも「納得」がいく。
全裸で相手に跨り、卑猥な言葉と嬌声をあげながら腰を振る、私によく似た女。
「よく似た女、あなたは誰なの?」
だから訊いた。
「…誰なの?あなた…」


同人誌の感想