2025年10月10日発売、サークル「予備役製作所」制作の「続・教授の妻」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容










同人誌の説明
あらすじ
俺は鳩山綾人、東京R大学の鵜飼研究室で助手をしている。夏休みに入る前、師事する鵜飼教授からの依頼で教授の妻・雛子さんと関わることになった。
雛子さんと初めての夜を過ごしたとき、彼女は処女だった。さらに驚いたのは、自分の初体験を写真に残してほしいと言われたことだった。その内容を教授へ報告するつもりだと雛子さんは言う。二人の歪んだ関係は背筋が凍る。
程なく教授から二度目の逢瀬の誘いがあり、そこでの姿を撮影させることになる。私は次第に雛子さんに惹かれていく。恋人の飛鳥と過ごしていても、心のもやは晴れない。
ある日、三度目の逢瀬の誘いがあった。ホテルで落ち合った雛子さんは私に驚きの提案をしてきた。自分たちの行為をビデオカメラで録画してほしい。教授が見たいらしいのだ。
雛子さんの気迫に押され、私は雛子さんとその場を作り上げることになった。
収録内容は本編118ページ。
本作は雛子さんの物語として完結します。よろしくお願いします!
同人誌の感想
静かで、痛みをともなうやさしさの物語。
前編で描かれた奇妙なお願いは、ここでひとつの終点を迎える。教授、妻、そして主人公三人の関係は少しずつ形を変えながら、それぞれが逃れられない思いに惑っていく。
後編の教授は、冷静で徹底して理性的。動きは冷たいと感じるかもしれないけど、裏にはたったひとりの女性を幸せにしたいという祈りみたいな思いがある。
それでも不思議なことに、誰も教授を信じられなくなることはない。主人公には尊敬する師であり、妻には導く存在として映る。その揺るぎない信頼が、この物語の静かな柱になっている。
前編で狂気に見えた行動が、ここでは祈りへと変わる。愛することと手放すこと。その狭間で、教授という人間の知性とやさしさが静かに光る。
倒錯の果てに残るのは、罰でも快楽でもなく、信頼を貫いた人々の穏やかなやさしさなのかもしれない。