2024年1月26日発売、サークル「Vパン’sエクスタシー」制作の「ケガレボシノカケラタチ」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容





同人誌の説明
“あれから…全てが変わった――”
「どう?私とありさちゃんが見てた景色…」
「聞いた通りの場所ね…下品でギラついてて…でも、なんだか興奮するかも」
大運動会の余韻を引きずりながら、心春とともに黒塚との秘密に溺れていく依吹。松浪が残した“アイドルとしての浅葉依吹”が、少しずつ遠ざかっていく。
過去8作品に描き下ろしを加えた、左藤空気5年間の集大成。強烈な感情と誘惑が交差する物語を、どうぞ堪能してほしい。
収録作品
・ネトカノ
・ネトカノ アフターパーティー
・ネトシス〜春野香澄〜
・ネトシス アフターシンドローム
・ケガレボシ・青
・ケガレボシ・赤
・ケガレボシ・紫ー序ー
・ケガレボシ・黒
・描き下ろしエピソード「ケガレボシノカケタラチ」
同人誌の感想
女性の表情と服の質感だけでおかずになる絵を描く作家さん
変態着衣フェチで鬱勃起系が好きな自分にとって、最高の総集編。フルカラー版はもっとそそられるけど、黒白のツートンでもこのエロスを出せるのがすごい。鬱勃起、TS隷属化、悪堕ち、女性優位、躾け、NTRなどがてんこ盛りで、フェティッシュな欲望を余すところなく満たしてくれる。何より女性の表情と服の質感へのこだわりが抜群で、何度でも見返したくなる作品群だ。
大満足の内容
女性たちがやられているときの描写や声がすごくエロいです。堕ちたあとの表情もたまりません。
ただ、女装しているとはいえ、まさか年下の男性に色気を感じるとは思いませんでした。
一点だけ不満を挙げると、ありささんの描写が少ないこと。登場する数少ない場面ではエロ度が何倍にもなるので存在感はあるのですが、ぜひ彼女の深掘りした続編を描いていただきたいです。
イブキちゃんの負けヒロインっぽさがたまらない
イブキちゃん、体も心も落ちてるのに勝手に負けヒロイン風のモノローグを始めちゃうのがかわいい。黒崎の手持ちキャラの中でも、特に負けヒロイン感が強くて好き!
良かった
ケガレボシの総編集。シリーズ自体が好きだから、総編集も満足できた。個別に買い揃えるより総編集を買ったほうが断然お得だと思う。
一粒で何度でも美味しい
NTRモノの連作、堪能しました。王道の彼女NTRから、まさかのカップル揃っての堕ちエンドまで、どれも本当に美味しかったです。特に堕ちたあとの瞳の描写が秀逸で、どの作品も印象に残りました。ごちそうさまでした。
アイドルをこのタイミングで陵しちゃったか
結論からいうと、依吹が完堕ちした感じがなくなる描き下ろしにはガッカリでした。
それに、()だけ付けられた意味深なコメントが放置されているのも気になります。運営の管理体制に疑問が残ります。
これまでのネトシスみたいに、ヒロインに自業自得な側面が見られないのもマイナス。そこが『ケガレボシ』の痛いところでした。
周りの声にちょっと流されちゃったかな
たぶん、寝取られ評論家(と自称する人たち)のツッコミに流されて、追加エピソードで堕ちる過程を強調しすぎた感がありますね。
この作者さんの作品が大好きなのは、ヒロインの完堕ちをきっちり描いてくれるところだからです。最近は寝取られものが増えているせいか、ストーリーを無駄に複雑にしたり、「堕ちればいい」と勘違いしている残念な作品も多くなってきました。だからこそ、きちんと完堕ちしたヒロインを描いてくれる作品は本当にありがたいです。
ただ、この後付けエピソードは衣吹ちゃんに関しては完堕ちしたかどうか微妙になってしまいました。マネージャーのことを完全に忘れて黒塚一筋、という描写を期待していたんですが、過程を描こうとしてしまったせいでまだマネージャーに未練があるように見えてしまったんですよね。ネトカノやネトシスみたいに「好きだった男なんてどうでもいい」って突き抜けた感じが見たかったです。
私を含め、この作者さんの作風が好きな人は多いはずなので、寝取られ評論家(と名乗る人たち)のツッコミに惑わされず、ぜひ作者さんらしさを貫いてほしいです。
やりすぎと準備不足と表紙から消されたヒロイン
総評は赤点。
『ネトカノ』はまとまっていたが、『ケガレボシ』は描写不足が目立ち、作品に集中できなかった。
以下、作中を引用したネタバレを含みます。
寝取られ作品が飽和して結末の悲惨さがインフレしている中で、マネージャーに恋愛感情は抱いていなかったはずのアイドル2人の変貌を見せて、わざわざマネージャーの心を破壊する必要があったのか疑問。
2人のうち1人は媚薬漬けで正常な判断ができない状態でマネージャーと接し、媚薬が抜けたら自分の行いを後悔して未練まで見せる。主人公側にもヒロイン側にも後味が悪い構図になっている。
構成面の準備不足も目立つ。
現代のアイドルは恋愛や結婚で昔のような懲罰人事にはなりにくいし、性暴力に関する社会的な問題もある。そうした現実を反映していない点が時代遅れに感じられた。
伏線も回収されておらず、最初は依吹がレプされる原因が偽の恋愛スキャンダルだけだったのに途中で違約金の話が追加され、結末までその違約金が謎のまま終わっている。
依吹の魅力が途中で急落してしまった。初期設定では寝取りにくそうなキャラだったのに、作中でその強さが曖昧になっている。
具体的には、「脇が固い」「黒塚の言葉を鵜呑みにしない」「媚薬に打ち勝つマネージャーとの絆」といった要素があるのに、出版社の男性と密室で2人きりになって薬を盛られる展開は不自然に感じる。作品世界では恋愛が致命的なスキャンダルなのに、事務所関係者が同行していないのも違和感。
黒塚の言う偽スキャンダルも、偽の証拠が出るまで疑っていたはずが以降は次々と騙され、違約金の話もただ信じ切って疑う描写がない。
媚薬に打ち勝つ絆を示して一度は快楽に勝ったはずなのに、次の回であっさり堕ちる。複数話で絆を重ねていくタイプの寝取られ作品なら快楽に負けるまでに時間が必要だが、依吹は手早く堕ちすぎて説得力が足りない。
後日談の描き下ろしでも依吹は間男に抱かれながらマネージャーへの後悔や未練を告白していて、完堕ちした印象が薄い。間男に愛されていると思い込んで現実逃避しているだけに見える。
ありさの描写も足りない。登場は描き下ろしでの1ページのみで、出てきてから完堕ちまでがあまりにもあっという間。表紙にもいないなら、登場させる意味が薄い。
ありさの母親が有名という設定なのに、その子がデビューしていることをファンやマネージャーが知らないのも不自然に感じた。
結論として、描写の不足が多く作品に集中できなかった。分業で作画に注力する形にしていれば、もっとヒットしたかもしれないと思う。
堕ち切った依吹が足りない
良かった点
・修正が白抜きから差し替えられていたところは良かった。
不満点
・ケガレボシの黒が不評だったので補足を期待していたが、補足が微妙だった。
・描き下ろしは黒の心春たちがデビューする前の話で、依吹に未練や後悔が残っていて堕ち切っていない印象を受けた。
・ボリュームに対して価格が高く、似た収録内容の単行本と比べて割高に感じる。
描き下ろしの設定で前作までと違和感を覚えた点(6つ)
1. 依吹が媚薬の影響でまともな判断ができないほど描かれているが、もし媚薬がそこまで強いなら紫のダービーで依吹が快感に耐えられないはずでは?
2. 依吹が会場のモニターで松浪の勃起を確認していた設定があるなら、対面時に松浪が黒塚と同じだと失望する余地がないはず。あの媚薬にそんな余裕がある描写だったっけ?
3. 黒塚に「心春は松浪に失恋したからチャンス」「松浪が心配だろ」「相応しい着替えを用意してあるから会いに行ってあげるといい」と言われて依吹が会いに行く流れが謎。チャンス到来って告白前にヤるため?心配なら松浪の拘束を解けばいいのに。
4. 依吹は媚薬と肉体関係を理由に松浪に幻滅した一方で、大運動会の後日になっても松浪への後悔や未練が残っている描写がある。寝取られたヒロインが好きな人や夫より間男を選んだ印象が薄れて、黒塚との逢瀬が逃避のように見える。
5. 心春も依吹も黒塚サイズのディルドで満足している描写があるが、もし高性能ディルドで満足できるなら赤の心春でも十分そう。黒塚に惚れている描写がチンポ中心で、支配したという印象が弱まる。
6. 表題がケガレボシなのに、黒で「依吹本人も穢れていた」と言っていたのに、描き下ろしで他人がヤっている景色を依吹が光り輝いて見るのは矛盾している。
総括
好きな寝取られ作品「いま〇あ」と比べると、依吹が堕ちる過程が雑に感じる。描き下ろしは黒のラスト前に戻ってしまった印象で、ボテ腹や堕ち切った依吹を見たかっただけに残念だった。