2020年11月27日発売、サークル「NEKO WORKs」制作の「ネコぱらvol.4 ネコとパティシェのノエル」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容




同人誌の説明
水無月嘉祥のケーキ屋『ラ・ソレイユ』は大評判。でも、父親の目には到底届かない。悩みを抱える嘉祥に、時雨が気分転換を提案。恋ネコたちとの温泉旅行、ショコラやバニラと一緒に、アズキやココナツに背中を押され、再び父親への挑戦を決意する。メイプルやシナモンの助言を受け、ついに師匠に教えを請うためフランスへ出発!でも、なぜか時雨も一緒に!?フランスでは新たなネコたちと出会い、恋ネコたちとの体験を通じて、ご主人様も成長していく。ネコと家族の絆を描いたちょっとHでハートフルなネココメディ、今日も開店!
同人誌の感想
満足度は高いがしかし
vol.1から順にプレイして、1年かけてvol.4を終えました。
満足度は、100点中90点ぐらいですね。私の中では、かなり高い得点です。
まず、ネコたちが大変可愛らしい。ネコ1匹1匹のキャラが、ちゃんと生きている。
ネコ同士の会話が、飽きずに見られます。個人的に、好きなネコはアズキとメイプルとフレーズですね。
アズキの長女的なまとめ役と江戸っ子要素がマッチしていて面白い。
メイプルは、純粋に見た目とお嬢様感が好きですね。
フレーズは、vol.4にしか出てこないネコですが、妹感とふわふわ感が可愛いのと「お兄さん」と呼んでくれるので好きです。
ちなみに、主人公のことをお兄さんと呼ぶのはフレーズだけ。
兄様と呼ぶのは妹こと時雨で、お兄ちゃんと呼ぶのはココナツです。
さて内容は、主人公とその父親との意地の張り合いの解決です。
主人公はもうプロとして生きているのに、父親に味を認められないと一人前じゃないみたいな話は、なんかどうでもいいかなって思ったんですよね。
そんなことより、主人公の父親と祖母との関係をどうにかしろよと。なんで、そこをほったらかしにするんだよ。
いずれじゃないだろ、今すぐだろ。フレーズという魅力的なキャラが出てきたのに、恋ネコにならずにフェードアウトって、そりゃないだろ。
と、それらを加味して90点ですね。本当は、もっと点数を減らしても良いんですが、CGが多いのと、綺麗なのが悔しいw
あと、ちゃんとエロい(重要)。エロの物足りなさはありましたが、キャラが多いのでそれも仕方ない。
もしvol.5があれば、フレーズが恋ネコになるのと、父と祖母が再会する話をすれば満足です。
え?やらないの?やらなきゃ気持ちよく終われませんよ?
(とにかく、フレーズを出せぇぇぇぇええええ!!!)
続編希望
vol.3までに出てきた猫ちゃんたちに癒される作品です。全部は買えないけど、気になるものがあればひとつだけでもvol.4を選んでみるのもいいかもしれません。気に入ったら他のも試してみてくださいね。ストレスなく楽しめたので、今後の展開にも期待したいところです。
続き待ってる
主人公は憎めない性格だし、女の子たちも相変わらずかわいくて、最高だね。これからも主人公と猫娘たちの物語を見届けていきたいな。
ネコぱらシリーズの集大成
ネコぱらシリーズもvol.0やex.を含めると6作目に突入しますが、今回はかなり異色の出来です。vol.1ではショコラとバニラが水無月家の猫ではなく、嘉祥の飼い猫になる道を選んだ物語。vol.2はアズキとココナツが、不器用さによって狂わせた歯車を直す話。vol.3では捨てた夢を取り戻そうと頑張るメイプルと、彼女を支えたいのにどうすればいいかわからず右往左往するシナモンが主人公でした。これまではすべて猫たちが中心でしたが、今作の主人公は嘉祥です。確かに彼もこれまでは主人公でしたが、今回は『スランプに陥った嘉祥を支える猫たちと時雨』が物語の軸になっています。
作品のボリュームもすごくて、オープニングムービー前の序盤だけでもシナリオスキップせずに楽しむと2時間近くかかります。Hシーンの前には必ず選択肢が挟まれ、正規のR-18版と全年齢版の選択が可能です。つまり全シナリオを楽しむには最低でも二周はプレイする必要があります。
全体として「過去作の集大成」的な要素が強く、vol.1, 2, 3のエピソードが直接的・間接的に絡んでいます。特にvol.2で登場したたこ焼き屋の看板猫のミルクが成長した姿で再登場するのは要チェック。ただ、ミルクの声が前回は佐倉江見さんで水無月時雨と一人二役だったのが、今回は姫川あいりさんに変わっていて、ここは好みが分かれるかもしれません。
過去作との関連があっても、未プレイでも楽しめます。vol.3はvol.2を先にやっていた方がいいかもしれませんが、今作は初見でもすんなり世界観に入れる工夫がされています。
今作ではシナリオ担当が変わっていますが、世界観はそのままなので安心しました。CGもさらに進化していて、立ち絵が全身動くようになっていたり、一部のHシーンは3DCGアニメかと思わせる陰影の使い方で、製作者のキャラクターへの愛情が感じられます。特に背景を広く取っていることで、奥行きや臨場感が増して、長時間プレイしても疲れにくくなっています。