2019年8月1日発売、サークル「レモンケーキ」制作の「世界の終わりとひきかえに」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容








同人誌の説明
【ストーリー】
1998年、アメリカ宇宙局が衝撃的な発表をした。来年の7月、地球に巨大隕石が衝突するというのだ。
最初は信じられなかった人々も、流れ星の異常発生が続くにつれ、その危機感を抱くようになった。Xデーが迫る中、社会は徐々に静まり返り、全てが止まったかのような世界で、母・裕美と息子・爽太は静かに最後の夜を過ごしていた。
「思い残したことはないか?」という問いに、母は「家族と一緒にいられるならそれでいい」と答える。一方、息子は最後のわがままを打ち明けた。
「最後に、もう一度だけお母さんに甘えてもいい?小さい頃のように、抱きしめてくれたら、何も思い残すことはないから。」
息子の幼少期、母は病弱で入退院を繰り返していた。今、この瞬間に息子がどれほど寂しかったのかを知り、裕美は自責の念に駆られる。「いらっしゃい爽太。お母さんの腕の中へ。」恥ずかしがることはもうないと、裕美は思い切り息子を抱きしめる。その時、親子がひとつになる、夢のような一夜が始まった。
翌朝、ふたりが空に見上げると、強い光を放つ巨大隕石が目に入る。死の光を見つめながら、母は息子の手を取って言った。
「爽太、お母さんの手、最後まで握っていてね…」
【収録内容】
母子恋愛もの。世界の終わりを背景に、解き放たれた親子の愛とセクシャリティを描く。濃厚な親子の関係と、その中で母であり続ける裕美を楽しんでほしい。
読後感は嫌なものにはならないので、安心して読み進めてほしい。
本編はモノクロ、タイトルやクレジットはカラーで、全30ページ。横長のページデザインは、情報量が豊富だ。台詞なしのフォルダには、未使用の絵も含まれ、双方で楽しめる工夫がされている。総枚数は71枚だ。
同人誌の感想
オチが何とも
相変わらず、絵のクオリティも物語の構成も台詞も練り込みも最高でした。
オチは何気に予想できたんですが、最後の最後でちょっとひねりが加わっていて、楽しめましたね。
私は楽しめたと思います。
引き換え圏。
レモンケーキの美麗な画と引き換えに、エロ度は少し減少した印象。しかし、内容はしっかり楽しめた。面白さは満点だったよ。
1度は必ず妄想した事がある、もしも世界が終わるなら
世界が今日明日にでも滅びるなら、ずっと大好きな人と抱き合って、深いところまで愛を交わし続けたい。愛する存在と結ばれる、このシチュエーションには特別な魅力がある。素直な感情や禁断の願望が渦巻く、心の奥底に響いてくる物語。
極限状態で母と息子ができること
レモンケーキさんのファンで、ほとんどの作品を読んでいます。この人の母子モノには説得力がありますね。世界が終わるかもしれないという極限状態で、母と息子が愛を確かめ合うのって、とても合理的な選択に感じます。そして、感情移入しちゃいます。そんな閉ざされた状況が逆にうらやましくなるくらいです。お母さんが何をすべきかを理解しているのも素晴らしい。真の愛情の前ではタブーなんて関係ないという、大人の女性の自信が伝わってきます。
さらに、結局は世界の終わりではなかったというオチや、ちりばめられた小さなネタも面白いですね。
ただ、レモンケーキさんだけでなく、エロい漫画を描く人一般にお願いしたいのは、こうしたシーンでは、男の子に手や口を使って最初の射精をさせるのではなく、十分に興奮させ、他に何も目に入らない状態で女性器の中で最初の射精をさせてあげるべきだと思うんです。そうしないと、男の子がただおもちゃのように弄ばれている感じがしちゃって可哀想だし、清らかな初体験にもならないと思います。
マママゲドン
母と子の禁断な関係を描くレモンケーキさんの作品。タイトルからして予想できる通り、ギャグ要素が強くて、実際に楽しめる内容になっている。セックスシーンは単に母と子の立場を超えるのではなく、あくまでその関係性を大事にしながら描かれていて、個人的には好印象。やっぱり母子モノにはこのスタイルがぴったりだと思う。
ストーリーでは、「ふざけるな!たかが石ころ一つで母子相姦を押し出すなんて」とか、「母子の力は伊達じゃない」といったセリフに笑わせてもらった。もう少し二人で世界を変えるような展開があればさらに良かったな。
読み物としても面白い良作
ちょっと長くなっちゃいますが、要するに「お母さんしかいない街」と「世界の終わりとひきかえに」はどちらも素晴らしい作品です。
詳細を読みたい方のみどうぞ。
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「お母さんしかいない街」と一緒に考えたい作品です。
「お母さんしかいない街」をまだ読んでいない方には、先にそちらをおすすめします。なぜなら、両方読んだ上で感じたのは、
エロさ
「お母さんしかいない街」「世界の終わりとひきかえに」
物語としての面白さ
「お母さんしかいない街」>「世界の終わりとひきかえに」
ということ。まあ、好みは人それぞれだと思いますが、エロ以外のクオリティは「お母さんしかいない街」の方が高いと感じる人が多いと思います。
とはいえ、本作も決してつまらなくはないです。むしろ同人作品の中ではかなり良い部類です。商品説明にある世界観を真剣に想像して作られています。
個人的に「お母さんしかいない街」よりも劣ると思った点は、隕石落下後の展開が、ある映画を知ってるとつい笑ってしまう部分です。でも、それが逆に良いと思う方もいるかもしれません。
やるだけ漫画になってない?
世界の終りという設定が、最後に母としたいという理由にしか感じられなくて、ちょっとやるだけ感が強いかなと思います。
明日死ぬという緊迫感の中で、こんな普通のエッチをするのかな?
パイズリとかフェラとかアナルとか、やるかもしれないし、やらないかもしれない。
エッチシーンはいつも通り安定感があって、どっぷりはまる感じは好きなんですが、今回は単にやってるだけの印象が強いかなと思います。
最後、助かった後の気まずさはなかなか良かったです。
ラストでもうひと盛り上がりほしかったかも
ラストでもう1シーン(2~3ページでも)あれば満点だったなと思う。グズグズになった関係を直接描写するのか、余韻を残す感じにするのか、それぞれの作家性や読者の好みによると思うけど、ちょっと物足りなさが残ったかな。
ページ数が少ないうえに
お母さんシリーズはすべて購入しているファンです。濡れ場シーンは毎回最高です。
これまでの作品もページ数が少なめだなと思っていましたが、今作では最後の6ページぐらいに濡れ場が全く無かったので残念でした。もっと濡れ場を描いて、ページ数を増やして欲しいです!
また傑作が生まれてしまった
レモンケーキ先生がまたやってくれました。今回は「母親」というテーマを、真っ正面から切り込んでいます。
このサークルの魅力は、女性であり、母親であるという二つの側面から男性を包み込むところ。女性のお腹から生まれる以上、このシチュエーションに無反応な男性はいないでしょう。まさに性の原点回帰。先生はそのあたりをしっかりと捉えています。
だからこそ、フィクションなのに親子の会話や仕草、絡みが本当にリアルで、思わずゾクっとします。
もう一つの傑作「お母さんしかいない街」と本作。レモンケーキ先生の世界を知るには、この二作品がまずお薦めです。入門編としても最高です。