2018年8月9日発売、サークル「床子屋」制作の「暗い家IV」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容
同人誌の説明
「今日が新座くんと過ごす最後の日…」
引越しを控えた男子に恋心を抱く涼子は、友人たちのおかげで肝試しをすることに。廃屋に足を踏み入れる彼女は、別れの前に自分の気持ちを伝えようとするが、そこには恐ろしい男が待ち受けていた…。
夢に見たファーストキスが、思いもよらない形で迎えられ、涼子は中年男の汚れた舌に翻弄される。自分を守ってくれない新座のために、最後の日を台無しにしたくないという思いから助けを求めることなく、彼女は残酷な運命に身を委ねる。彼が無意識に握っている手が強くなると共に、彼女の恐れが現実のものとなる…。
サークル名: 床子屋
作家名: 鬼頭えん
同人誌の感想
原点に戻っての新展開
同じゴミ屋敷という以外には繋がりがない続編で、こちらだけの購入でも楽しめます。
登場人物はゴミ屋敷の主のオッサンだけが引き続き登場します。
（このオッサンはここまでずっと出てきますね）
友人たちがヒロインのために意中の男子に告白させるために用意した肝試しがゴミ屋敷という設定。これが悲劇の始まりになります。
オッサンに不法侵入だと因縁をつけられ、入った意中の男子は早々に暴力で気絶させられます。ヒロインの叫び声は友人たちには届かず、こういう流れになっています。
気絶した男子のそばでオッサンに弄ばれる様子はちょっとしたNTR感が漂います。
NTRとは違うと思うかもしれませんが、最後まで読んで納得するでしょう。
ゴミ屋敷のオッサンは相変わらず鬼畜で、自分の縄張りに入った獲物を容赦なく狩る肉食獣そのもの。純情なヒロインを容赦なく誘い込む姿は、このシリーズの魅力の一つです。
躍動感のあるシーンは実用性も高く、読みごたえが充分にあります。ただ、人を選ぶ系なので注意が必要です。
今作のヒロインは歴代ヒロインと比べると少し幼く見えるかも。絵柄も若干変わったように感じますが、もしかすると学生かもしれません。
ストーリーには繋がりが薄いが引き込まれる展開
今作はゴミ屋敷のおっさんが登場するものの、I～IIIのキャラクターは一切出てきません。
ストーリーは、好きな彼氏未満の女の子と空き家探検をしていたところから始まり、あっという間に予想外の展開へ。彼氏はすぐにやられて気絶し、女の子はレプの流れに。
一部視覚的には見にくいアングルはありましたが、良いシーンもいくつかあって楽しめました。終始、男の横でのシチュエーションはとても引き込まれるものでした。ラストでは早く終わらせたくて「早く出して！」と叫んでしまう場面も、運が悪く彼氏が目を覚ましてしまう。
ストーリー展開は少しIに似ている部分がありました。I～Vまでの作品を通して視聴した上での感想です。
凌系が苦手な方はご注意を。