キズナマリア

キズナマリア コミック

2024年9月21日発売、サークル「くすりゆび」制作の「キズナマリア」の無料ダウンロード情報です。

同人誌の内容

キズナマリア
キズナマリア
キズナマリア
キズナマリア
キズナマリア
キズナマリア
キズナマリア

同人誌の説明

私の体験、それはDV男から始まる。

ひとりで過ごす方が楽で、自分を否定されない場所を選んでいた私。そんな私に初めての彼氏ができた。初めての彼氏だったから、私は必死に頑張った。

配信も始め、体を売ることさえしてしまった。

楽しくはないけれど、彼が喜ぶのが嬉しかった。時々誘われるセックスは彼氏からのご褒美みたい。少し乱暴な人だけど、私を必要としてくれる。だから痛みや苦しさも、少しぐらいなら平気だった。だからこんなことまでしてしまったのに――。

私が間違っている?ダメなの?自分でもわからなくなってきた。やっぱり全部自分のせい。小さいころから人にも物にも関心が持てなかった私の物語。

アニメーションおまけ付き
絵:黒結(X:@linlinlindo_)

同人誌の詳細情報

配信開始日2024/09/21 00:00
イラスト黒結
作品形式コミック
ページ数116ページ
題材オリジナル
ファイル容量1.4GB
利用期限無期限
タグ処女 巨乳 中出し おっぱい お尻・ヒップ 男性向け 成人向け 動画・アニメーション 音声付き 羞恥 アナル 初体験 旧作

同人誌の感想

  1. 松本尚也

    致せなかったのに満足した作品ははじめてでした

    「お前らに何がわかる」この一言から始まる作品を、私は他に知りません。

    ヒロインの塔乃まりあはどこか繊細な雰囲気を漂わせつつ、危うい感性の持ち主です。だからなのか、前編を通して渡る橋が崩れそうなスリルがあり、そんな彼女がDV男に目を付けられてしまう展開は、ある意味必然だったのかもしれません。

    言葉による暴力は日常的で、当然セックスも描かれます。タイトルでは致せなかったと白状していますが、誤解のないよう伝えておくと、構図や絵のクオリティはとても高いです。ヒロインの心情描写が巧みで、快感の伝わり方が胸に迫ってきますし、何よりメリハリの効いた体のラインが魅力的。とくに表情の描写が秀逸で、快楽の瞬間とそうでない瞬間のギャップが際立ち、彼氏にだけ許している表情には特別な意味を感じました。勘違いかもしれませんが、それに気づくとぐっと魅力的に見えます。

    また、幼少期の記憶や味噌汁の具を取り除いて汁だけをすする描写など、キャラクターを立たせる細かな演出が随所に散りばめられており好印象でした。

    あと、顔にガーゼを貼っているときの表情が特に良くて、痛々しさもあるのに、ガーゼを貼った状態の浮かべた笑顔がこんなに可愛いのはこの子だけだろうとと、何度も思わされます。表情や目の描写は本当に群を抜いています。後半の夢を見た後の泣き顔や、ラストの決意を帯びた瞳も含め、前後のシーンも合わせて見応えあり。デートのときの私服も可愛いです。

    自分はくすりゆびさんの作品をこれまで何作も読んできましたが、ドラマチックな人間描写とセックスの融合がこの作家の強みだと勝手に感じています。とりわけ本作は、その到達点と言っていい作品だと思います。

    普段ならもっとえっちな展開を求めて使う言葉もあるのですが、今回は物語の続きがただただ気になるからこの表現を選びます。続編を心待ちにしています。

  2. どんぺー どんぺー

    タイトルの見え方が変わる不思議な作品

    キズナマリア読む前は「絆 まりあ」だと思っていましたが、読破する頃には「傷な まりあ」と読むようになっていました。

    特に正解というものはなく、読む人によって印象は変わるはずです。

    この作品をおかずとして買った人が興奮できるかと言われても、自信を持ってYESとは答えられません。なぜなら、購入した作品を読み通すまでに2回はそういう気持ちに走った私が、結局一度もその気持ちに走らず読み切ってしまったからです。

    とはいえ、主人公の女性はとても魅力的で官能的。私はそれを、DVのリアリティを追求し読者の感情移入を促す表現だと受け取りました。

    実体験が基になっているそうなので、現実を思い浮かべながら読むと、この作品をより深く味わえるでしょう。全体として素晴らしい作品でした。