2020年6月28日発売、サークル「二次結び」制作の「桃娘奇譚」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の内容



同人誌の説明
『桃娘(タオニャン)』を知ってる? 彼女たちの物語は、秦の時代からとか、近代の創作だとか、今もなお続いているとも言われてるんだ。彼女たちは、ちょっと特殊な存在で、いわゆる性奴隷や売春婦なんだけど、普通の子とは違う。赤ちゃんのころから桃だけを食べさせられて育てられるんだ。だから、桃娘たちは体から甘い桃の香りを放っていて、なんとその尿さえもフルーティだと言われてるんだよ。金持ちたちはその甘い尿や汗を不老長寿の薬として楽しむらしい───…。
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表紙1P+モノクロ28P(漫画部分25P)+裏表紙1P
PDFファイルもセットになってるよ!
タイトル:桃娘奇譚(タオニャンキタン)
サークル:二次結び
原作:無屁吉
作画:大野かなえ
同人誌の感想
ある老人とある娼婦と
物語は『桃娘』という娼婦を老人が買い、生娘の桃娘を老人が貪るという内容です。絵は綺麗で、中華服を着た桃娘も魅力的です。
娼婦とはいえ生娘なので、終始老人に圧倒される展開があり、倒錯的な味わいがプラスされて素晴らしいです。
しかし、登場人物のセリフからは、カニバリズムを含む内容であることが示唆され、本作は外道の宴とも言えるものです。桃娘の生には希望がなく、全てを支配者に貪られて終わります。
本編にはあからさまな醜悪な描写はなく(老人が娼婦を買うという設定は別ですが)、普通にセックスをするだけです。しかし、舞台裏を読み取ると、他に類を見ないような深みがあります。
こうした要素が物語の完成度を高めており、人は選ぶかもしれませんが、おすすめです。決してハッピーエンドではありませんが。
最後の初体験
特殊な育てられ方をした「桃娘(タオニャン)」を描いた作品です。
古来から真偽のほどは不明だが人々の間で語られている「桃娘」。
幼い頃から桃だけを食べさせられて育てられ、慰み者として金持ちたちに買われていく運命の少女たちのことです。
一人の桃娘が、ある老人の元へとやって来ます。
少女の身体から発せられる体臭、尿や愛液に至るまで桃の香りに満ち、それを嗅いだ老人は再び取り戻した精力でまだ誰にも染められていない果肉を味わいます。
桃娘の儚げな雰囲気、そして攻められる姿がなかなかに良いですが、一方でセリフらしいセリフが存在しなかったのが気になるところ。その境遇と末路に何とも言えない感情を抱くことになりました。
あとは、奥付の後のカットで個々の好みが分かれると思います。