2022年7月26日発売、サークル「ぺぺろんちーの」制作の「ゴブリンの巣穴 I’ll borne 統一版」の無料ダウンロード情報です。
同人誌の説明
あの惨劇から1年――日常は、新たな惨劇へと傾き始めた。
あなたはゴブリンを知っているか?
いたずらと悪徳を好み、人間の領域に迷い込めばたやすく排除される“雑魚モンスター”。時に駆け出し冒険者の腕試しや狩りの標的にされるのも、彼らがゴブリンだからだ。
この大陸にも、もちろん彼らはいる。多様な国家と民族が交わる土地では、和平と通商の下で魅力的なヒロインたちがのびのびと暮らしている――と思われていたが。
「グヒヒヒヒッ♪」
略奪、混乱、勢力拡大。最弱と侮られたモンスターたちの驚くべき生存戦略が動き出す。彼らはこの平和をどうかき乱すのか、その答えはまだ誰にもわからない。
生活のすぐ隣でうごめく、ゴブリンたちの世界を覗いてみるか?
同人誌の感想
正統進化ではあるが
前作の正統進化って感じ。システム面は痒い所に手が届くようになっていて、分かりやすく改善されている点はかなり良かったです。
ただ、絵柄と価格がちょっと気になる。令和アニメ風、平成初期風、エロ同人風といった極端に異なる画風が混在していて統一感に欠ける。登場人物が同じ世界にいるように見えず、かなり違和感がありました。これは好みの問題なので、気に入る人はいると思います。
価格もネック。前作が3000円に対して今作は1万円超えで、同人ゲームとしてはAAA級タイトルを超すような値段はさすがに高すぎる。容量が増えても、それだけでそこまで価格が上がるのは納得しにくいです。
絵柄は微妙だけど、ゴブリンの巣穴 正統進化 第2弾 DLC全部入り
個人的な感想だけど、絵柄だけはちょっと微妙だね。とはいえ、メインのドット絵のクオリティは素晴らしいし、拡大表示にも対応して実用性が上がっているのは好印象。
一方で、エディットモードと対戦は今ひとつ。エディットで作った内容が本編に反映されないし、信長の野望のパワーアップキットみたいに本編で使えるイベントやパラメーターを書き換えられるわけでもない。ここは今後に期待したいところ。
それでもゲーム自体は面白いので、普通におすすめできる一本だよ!
オホ声が好きなら星5
ゴブリンに捕まった女性キャラたち(肉床)は、拒絶恭順淫乱と段階を踏んで堕ちていき、最終段階の淫乱になるとオホ声であえぐキャラが多い。オホ声が好きなら文句なしの星5。テキストもBGVもどちらも素晴らしい。
声優さんの演技で好みは分かれるけど、統一版でキャラ数が非常に多いから自分に合うキャラは見つけやすい。回想モードは全開放機能ありで、時間がないならそれでもいいけど、個人的にはシーンとエンディングを自力で一つずつ回収していくほうが楽しめた。
おもしろい
前作は未プレイ。基本的には面白くてしばらく夢中で遊びました。ただ育成のコツを掴めないとゴブリンが育たず敵にも勝てないので、好みは分かれると思います。あと価格が商業作品と変わらない点も、人によっては気になるはずです。
SLG重視ならおすすめ
SLG重視ならオススメ。エロメインだと、パッケージに好みのキャラがいないと厳しいかも。
良かった点としては、前作を踏まえた以下の改善。
・晩ご飯システムの継続
・出撃時のヒロイン表記
これらに加えて、バランス調整や世代交代の育成周りも細かく手が入っていて、プレイしやすく仕上がっています。キャラ数が多いのでSLGの幅が広がり、好みのキャラに出会いやすいのもポイント。前作との差別化はうまくできています。
一方でマイナス点は明確で、エロの質がかなり落ちたこと。
キャラが増えたぶん、個々のクオリティにバラつきが出てしまっています。本作の魅力は、徐々に勢力を強めるゴブリンと、それに呑まれるヒロインの構図。2週目以降で届かなかったキャラやエンディングを狙い、さらに厳選していく楽しさがあったはずですが、キャラ数増加によるクオリティ低下でその「エロ」が前作ほど刺さらなくなっています。もちろん前作と同等の高クオリティなキャラもいますが、全体としては薄まった印象です。
個人的にはキャラを絞って「キャラデザイン」「プレイ内容」「エンディング」の質を上げてほしかったです。ただし、SLGを重視するとキャラ掘り下げがノイズになりかねない面もあるので、好みは分かれると思います。
まとめ:ゴブリンの成り上がりをじっくり楽しみたい、SLG重視で厳選プレイする人にはおすすめ。エロメインで期待する人は、パッケージのキャラやサンプルをよく確認してから買うと後悔しにくいです。